キャンパスニュース

2016.07.25 建築

関東の良質木材産地「西川材」の工房見学

生産者の井上さんと

建築学科と建築工学科の2年生有志は、現在取り組んでいる木造住宅コンペの資料収集と知識向上のために、関東で一番良質な木材産地と言われる埼玉県飯能市に、『西川材』生産者の工房を訪ねました。

きまま工房「木楽里」

日本の住宅建築には欠かせないスギやヒノキの木材が、どのように生産されて建築現場まで届くのか、また現在の林業が抱える問題点など、代々林業に携わる生産者の方から話を伺いました。学生達は、学校での建築の勉強とは少し違った方向から住宅を考えるきっかけになったようで、とても真剣な表情で話を聞いていました。

『西川材』で建てられた養蚕小屋

工房に隣接する養蚕小屋は、明治26年に『西川材』で建てられた貴重な建物です。建築当時のままの姿が残るこの建物は、三方を出桁で造られた珍しい形をしています。特に、建物の角の部分が伝統工法の差し鴨居で造られており、当時の大工さん達の様々な工夫が感じられる建築物です。

築120年の建築物から学ぶ

特別に内部に入らせていただいた学生達は、カンナのない時代の木造の加工や継手・仕口などを間近で観察し、日本古来から受け継がれる木造建築の技術力の高さに触れ、改めて木造建築の素晴らしさに感心していました。これからのコンペ作品の制作に向けて、益々意欲が湧いたのではないかと思います。生産者の井上さんには、貴重なお話と見学をさせていただき、本当にありがとうございました。

[ 建築学科2学年・建築工学科2学年 ]