キャンパスニュース

2014.12.12 建築

国際子ども図書館を見学

図書館エントランスはガラス張り

 今回の見学は、台東区上野にある国際子ども図書館です。

 この国際子ども図書館は外観が明治期の官庁建築の典型とされているルネサンス調の三層構造で、以前訪れた日本銀行と似たデザインでした。新しく増築された玄関は全面ガラス張りで、安藤忠雄さんの設計です。

 余談ですがこの建物の建設は明治時代、増築は昭和時代で、外壁の煉瓦の形がよく見ると明治期のものと昭和期のもので違うのでそういった違いを見つけてみるのもおもしろいと思います。

奥の階段部分が書庫でガス消火設備の操作盤があった

 担当の方の案内で「子どものへや」「世界を知るへや」「書庫」「本のミュージアム」「ホール」を見学しました。中でも私が感心したのは「子どものへや」で、この部屋は光天井になっており、照明の光を様々な角度から出ることにより影が出来にくくなり、絵本を読む子どもたちの目に優しい工夫がされていました。このような小さな心遣いのできる建築はとても参考になります。

 そして、普段は入れてもらうことはできない書庫にも、特別に入れていただくことができました。蔵書数が多いので階高が高いことを利用して書庫のみを各階二階建てにしていることや、書庫で火災が起こった場合でも消火する際に保管されている書物が水損しないように不活性ガス消火設備になっていることなどを見て聞いて、貴重な体験をさせてもらいました。

この空間は旧棟の外壁を守っているようです。

 このラウンジも外観を保護するために安藤さんが増築の設計をされたもので、一見オシャレに見える空間で気が付かなかったのですが、よく見てみるとラウンジ床の壁下部に下階の窓枠の上部が見えていて、増築部分の床が旧棟床と段差になっていることがわかりました。なぜこうなったのか疑問です。

明治時代のインテリアがそのままありました

 館内は明治期の洋風建築が至る所に残っているので、洋風建築が好きな方が建物見学で訪れるだけでも楽しめるものになっています。

屋上配管と屋上庭園と太陽光発電

 午後は国立科学博物館を見学しました。

 本館から入館してすぐにある「フーコーの振り子」はとてもおもしろく、入館した際にまず確認して、退館する際にも確認することで地球が自転していることが感じられます。

 建物の屋上には屋上緑化としての庭園があり、様々な設備機器も設置されています。設備科の人間としては一番見るところの多い場所だったような気がします。太陽光発電も設置されていたのですが発電された電気の量なども提示されていてこの規模でこの程度の量が発電されるのかなどわかってタメになりました。

[ 建築設備設計科2学年 ]